特集=現代思想の総展望2018
2017年12月27日発売
内容紹介
特集*現代思想の総展望2018
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◆インタビュー
煮詰まった時代をひらく / 養老孟司
◆それぞれの〈思想〉
資本の「力」とそれを超える「力」 NAM再考 / 柄谷行人
十月の預言と危機 一九一七年ロシア十月革命を記念して / 汪暉(訳=宮本司)
レンマ的算術の基礎 / 中沢新一
根源的構成主義から思弁的実在論へ……そしてまた戻る / 大澤真幸
◆討議
斜めに横断する臨床=思想 / 信田さよ子×松本卓也
◆インタビュー
量子的マルチバースと時空間概念の変容 / 野村泰紀
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【導入】
ラディカルな有限性 思弁的実在論の一〇年とその後 / 千葉雅也
【新しい実在論/唯物論/存在論】
オブジェクトへの道 / G・ハーマン(訳=飯盛元章)
非自然主義的実在論のために / M・ガブリエル(訳=斎藤幸平+岡崎龍)
閉ざされたアクセスのポエジー 詩的イメージの対象化にむけて / D・ゴルィンコ=ヴォルフソン(訳=乗松亨平)
暗き生 メイヤスー、ブラシエ、サッカー / 星野太
【ポスト思弁的転回のマニフェスト】
加速派政治宣言 / N・スルニチェク+A・ウィリアムズ(訳=水嶋一憲+渡邊雄介)
ゼノフェミニズム 疎外(エイリアネーション)の政治学 / ラボリア・クーボニクス(訳=藤原あゆみ)
【人類学の「静かな革命」】
パースペクティヴの人類学と制御された取り違えという方法 / E・ヴィヴェイロス・デ・カストロ(訳=近藤宏)
「沈む島」と「育つ岩」 あるいは、「生き存(ながら)えること」の人類学 / 里見龍樹
【哲学×科学の対話】
書評 アラン・バディウ『数と数たち』 / R・ハーシュ(訳=近藤和敬+黒木萬代)
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【図解】
現代思想の古層と表層のダイアグラム / 近藤和敬
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研究手帖
分析哲学とアメリカ観念論 / 小山虎
連載●瓦礫(デブリ)の未来●第六回
結界 / 磯崎新
連載●科学者の散歩道●第四三回
EPR実験と隠れた変数説の破綻 確率の意味 / 佐藤文隆
連載●家族・性・市場●第一四一回
星加良司『障害とは何か』の2 / 立岩真也
定価本体1400円+税
発売日2017年12月27日
ISBN978-4-7917-1357-8
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