2019年10月26日

書籍『井筒俊彦ざんまい』(慶應大学出版会)

書籍『井筒俊彦ざんまい』(慶應大学出版会)
若松 英輔 編

2019年10月22日発売

「歴史とトランス――井筒俊彦先生のしぐさの記憶」(1993年、『中央公論』)が再録されています。





【概要】
▼井筒俊彦に関する秀逸なエッセイを40篇以上セレクトし、
▼知られざる井筒の姿を伝える豊富な写真つき。

古今東西の哲学をその身に引き受け、西洋思想に匹敵する「東洋思想」を打ち立てようとした、20世紀を代表する井筒俊彦。
その知られざる交流や多彩な姿をめぐり、世代も分野も全く異なる国内外の作家・思想家・学者たちが縦横無尽に語る。「門外不出」の写真も多数収録。若松英輔氏の編集にて送り出す、井筒と出会い直すための一冊。 


詳細はこちら(慶應大学出版会web)をご覧ください。

2019年10月24日

オペラ「四次元の賢治 -完結編-」 WOWWOW放送

Reborn-Art Festival 2019 オペラ「四次元の賢治 -完結編-」
WOWWOW
2019年10月25日(金)20:30
2019年11月29日(金)23:00


9月30日に東京で行われた公演「四次元の賢治」がWOWWOWにて放送されます。映像になるとまた新たな発見がある舞台です。ぜひご覧ください。




【概要】
「Reborn-Art Festival 2019 」で上演されたオペラ。宮沢賢治の諸作をベースに思想家・中沢新一が脚本を書き下ろし、小林武史が仕上げた異色の舞台。


8月3日から9月29日にかけて行われる宮城県石巻中心市街地と牡鹿半島を舞台にした総合芸術祭「Reborn-Art Festival 2019」。震災被害を受けた東北の人のみならず、参加する人それぞれの“再生”を願い、アーティストたちによる現代アートのほか、ライブやオペラなどの多彩な音楽イベント、地域を深く味わえるユニークな食体験など、盛りだくさんにお届けする。
第1幕の上演から約2年、宮沢賢治の諸作をベースに思想家の中沢新一が脚本を書き下ろし、小林武史がオペラに仕上げた異色の舞台作品の第2幕、第3幕を加えた完全版を放送。第1幕は2017年8月29日と30日の2日間限定で、オオヤユウスケ、Salyu、佐藤千亜妃、桐嶋ノドカというキャスティングで上演された。石巻を舞台に、宮沢賢治の短編童話「やまなし」に登場する川蟹や、賢治本人、賢治の妹のとしこのやりとりを通して、人間と自然の論理、その思想の表現を試みている。そして今回の上演は、この第1幕に加えた第2幕、第3幕で完結する舞台となる。キャストには満島真之介、Salyu、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、ヤマグチヒロコを配し、劇中歌には櫻井和寿、青葉市子、太田光(爆笑問題)が歌唱する、他に類を見ないフォーマットによるオペラに注目だ。

収録日・収録場所

• 2019年9月30日/東京 山野ホール

詳細はこちら(WOWWOWオンライン)をご覧ください。



2019年10月7日

『群像』2019年11月号中沢新一×島田雅彦「来たるべきヒューマニティ」 

『群像』(講談社)2019年11月号
中沢新一×島田雅彦「来たるべきヒューマニティ」 
2019年10月7日発売

『群像』(講談社)2019年11月号に、島田雅彦さんとの対談が掲載されています。『レンマ学』への深い理解とその現代社会における展開についてなど、多角的にお話ししています。



刊行記念対談 
中沢新一×島田雅彦「来たるべきヒューマニティ」 

『レンマ学』と『君が異端だった頃』という集大成的新著を書きあげた二人による、人類の未来のための対話。中沢新一×島田雅彦「来たるべきヒューマニティ」


定価:1,000円(税込)
発売日:2019年10月7日

詳細はこちら(講談社『群像』web)からどうぞ。

隣町珈琲「著者と語る 第十三回ゲスト 中沢新一」

隣町珈琲イベント:著者と語る 第十三回ゲスト 中沢新一
隣町珈琲(〒142-0053 東京都 品川区中延2-6-2)
2019年10月24日(木) 


平川克美さんの主催する隣町珈琲にて著書『レンマ学』についてお話しします。


【概要】
今回のゲストは思想家・人類学者の中沢新一さん!話題の新著「レンマ学」について伺います!

元来、西洋では「自分の前に集められた事物を並べて整理する」ロゴス的知性が重要視され、この事を理性と呼んできました。しかし、東洋では「直観によって事物をまるごと把握する」という「レンマ的知性」が本来理性と考えられてきました。
鈴木大拙、南方熊楠、井筒俊彦も気づいていたこのレンマ的知性は、人工知能の急激な発達しつつある現代において、今まさに、その根源的な理性の一つとして、逆説的に浮かび上がろうとしています。
現代数学や量子論、言語学、精神分析、数学、生命科学、脳科学といった人間諸科学の解体と再編成をうながしていく可能性を持ったレンマ的知性について研究された大著「レンマ学」について、平川克美が迫ります!

【日 程】2019年10月24日(木)
【時 間】19:00~
【場 所】隣町珈琲(〒142-0053 東京都 品川区中延2-6-2)
【参加費】3000円(1ドリンク付)


お申込は TEL:0364513943(隣町珈琲)までお願いいたします。