新連載「今日のミトロジー」
2020年12月21日発売
『週刊現代』にて新しく連載がはじまります。
神話に代表される人類の知恵を用いて現代における事象を読み解きます。
第1回は「トランプ=トリックスター」。どうぞご覧ください。
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日仏文化講座にて、岩野先生と対談いたします。オンラインでの開催です。
20世紀フランスの思想家・作家ジョルジュ・バタイユは、贈与や共同体に関して新たな視点を切り開き、文学・哲学の枠を超えて大きな影響を今日に至るまで与えています。人類学者マルセル・モースの『贈与論』の考えを継承しながら、バタイユは「普遍経済(エコノミー・ジェネラル)」という独自の経済・人類学の理論を作り上げましたが、エコロジーの発想と呼応するその考えは、現代において自然と人間の関係を考えるにあたって重要な意味を持ちます。一方、その共同体論は、「私有財産」に基づく資本主義とも「共有財産」に基づく共産主義とも異なるもので、「財産」や「所有」、さらには集団の概念そのものを根底から問い直し、多くの示唆を与えてくれるでしょう。本講座ではバタイユを出発点として、多様な講師が共同体と贈与の問題について考察します。
【日 程】2020年10月10日(土)
【時 間】13:00-18:00
【場 所】オンライン(Zoom)
【参加費】一般1,000円、日仏会館会員無料
【プログラム】
司会 澤田直(立教大学、日仏会館)
開会の言葉/趣旨説明 岩野卓司(明治大学)
・栗原康(東北芸術工科大学)「美は乱調にあり」
・酒井健(法政大学)「バタイユとメディアの思想──贈与が切り拓く境界域について」
・澤田直「生を与える──家族と共同体」
質疑応答
• 第二部 15:30-18:00
・鵜飼哲(一橋大学名誉教授)「笑いの感染──「留保なきヘーゲル主義」以後、 デリダはバタイユとどう付き合ったか?」
・中沢新一(明治大学)× 岩野卓司「対談──考古学者 バタイユ」
質疑応答
本講座はオンライン(Zoom)で開催いたします。
※オンラインでの生配信のみの開催です。
お申し込み、詳細はこちら(https://fmfj-20201010.peatix.com)をご覧ください。