2020年12月21日

『週刊現代』新連載「今日のミトロジー」第1回

『週刊現代』(講談社)2020年12月26日・1月2日号
新連載「今日のミトロジー」
2020年12月21日発売

『週刊現代』にて新しく連載がはじまります。
神話に代表される人類の知恵を用いて現代における事象を読み解きます。
第1回は「トランプ=トリックスター」。どうぞご覧ください。



大神神社 社報『大美和』140号 「神話論理を生きる三輪山」

 大神神社 社報『大美和』140号
「神話論理を生きる三輪山」
令和三年一月一日発行


大神神社社報に寄稿いたしました。



初穂料 一冊:300円
詳細は大神神社HPをご覧ください。


2020年12月1日

日本経済新聞 文化欄「ゲームの時代」

日本経済新聞 文化欄「ゲームの時代⑤」2020年11月28日
「人間の外」にふれる

日本経済新聞2020年11月28日号の文化欄「ゲームの時代⑤」にインタビューが掲載されています。




こちらからもお読みいただけます。
(会員登録、ログインが必要です。)



2020年10月10日

オンライントークイベント:「人新世」の大転換 斎藤幸平×中沢新一

『人新世の「資本論」』(集英社新書)刊行記念 
オンライントークイベント 「人新世」の大転換
11月2日(月)19:30〜
斎藤幸平×中沢新一

斎藤さんの新刊『人新世の「資本論」』(集英社新書)』刊行記念イベントに登壇いたします。

【日 程】2020年11月2日(月) 
【時 間】19:30~
【場 所】オンライン(Zoom)
【参加費】イベントのみ1,500円
(『人新世の「資本論」』(集英社新書)著者サイン本付き参加券:2,500円)

【内容紹介】
人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」という時代に私たちは生きています。資本主義の暴走が招いた環境危機がいよいよ深刻になってきたのです。コロナ禍も気候変動も、「人新世」の帰結です。
こうした「人新世」の危機を脱するためには、社会の大きな転換が必要ですが、鍵を握るのは、地球環境を人々の共有材(=<コモン>)と捉えることにあるでしょう。環境、資本、エネルギーなどの論点を踏まえつつ、若き俊英が、豊かな未来への道筋を考えます。


 <開催方法> ZOOMによる配信となります。 ご購入いただくと、配信URLの記載されたテキストファイル(URL_20201102.txt)をダウンロードしていただくことができます。 また、当日ご覧になられない場合、一週間のアーカイブ視聴を用意しておりますので、そちらもご利用ください。 ※なくさないようご注意ください。 ※購入時に会員登録していただくと、購入履歴から再ダウンローできるのでお勧めです。

 <注意事項> 
・ご入金後の返品、返金、交換は致しかねますので、ご了承ください。
・ご参加いただくためには、ZOOMを視聴できる環境が必要です。お手数ですが下記URLより、PC/スマホでアプリを入手お願いいたします。 
https://zoom.us/ 
・回線・機器の状況によっては通信が不安定になる可能性があること、また、それを原因とした映像等の不具合が発生した場合も、返金等にはご対応いたしかねますことを、予めご了承ください。 
・今後の品質向上の為、イベントの様子を撮影、保存させて頂きますことをご了承ください。また、保存した写真や動画を、報道、広告宣伝、プロモーション等、広報の目的で使用させていただく場合があります。 
・台風など自然災害や、緊急事態宣言などにより、開催を中止にする場合があります。ご了承ください。 

・本サービスの会員登録は必須ではございません。ご希望されない場合は、参加される日時を選択後「ゲスト購入する」を選択してください。(お客様情報ご入力時、「会員登録」のチェックを外してご注文ください) 


お申し込み、詳細はこちらからどうぞ。



2020年8月29日

日仏文化講座「共同体と贈与──ジョルジュ・バタイユの思想から──」(オンライン開催)

日仏文化講座「共同体と贈与──ジョルジュ・バタイユの思想から──」
オンライン(Zoom)開催
2020年10月10日(土) 13:00-18:00

日仏文化講座にて、岩野先生と対談いたします。オンラインでの開催です。



20世紀フランスの思想家・作家ジョルジュ・バタイユは、贈与や共同体に関して新たな視点を切り開き、文学・哲学の枠を超えて大きな影響を今日に至るまで与えています。人類学者マルセル・モースの『贈与論』の考えを継承しながら、バタイユは「普遍経済(エコノミー・ジェネラル)」という独自の経済・人類学の理論を作り上げましたが、エコロジーの発想と呼応するその考えは、現代において自然と人間の関係を考えるにあたって重要な意味を持ちます。一方、その共同体論は、「私有財産」に基づく資本主義とも「共有財産」に基づく共産主義とも異なるもので、「財産」や「所有」、さらには集団の概念そのものを根底から問い直し、多くの示唆を与えてくれるでしょう。本講座ではバタイユを出発点として、多様な講師が共同体と贈与の問題について考察します。


【日 程】2020年10月10日(土) 
【時 間】13:00-18:00
【場 所】オンライン(Zoom)
【参加費】一般1,000円、日仏会館会員無料


【プログラム】


• 第一部 13:00-15:00

司会 澤田直(立教大学、日仏会館)
開会の言葉/趣旨説明 岩野卓司(明治大学)

・栗原康(東北芸術工科大学)「美は乱調にあり」 
・酒井健(法政大学)「バタイユとメディアの思想──贈与が切り拓く境界域について」 
・澤田直「生を与える──家族と共同体」

質疑応答

 第二部 15:30-18:00

・鵜飼哲(一橋大学名誉教授)「笑いの感染──「留保なきヘーゲル主義」以後、 デリダはバタイユとどう付き合ったか?」
・中沢新一(明治大学)× 岩野卓司「対談──考古学者 バタイユ」 

質疑応答 


本講座はオンライン(Zoom)で開催いたします。
※オンラインでの生配信のみの開催です。

お申し込み、詳細はこちら
https://fmfj-20201010.peatix.comをご覧ください。





2020年8月28日

VOGUE JAPAN 2020年10月号「富士山信仰と日本の歴史。」

『VOGUE JAPAN』(プレジデント社)2020年10月号
「富士山信仰と日本の歴史。
2020年8月28日発売

『VOGUE JAPAN』2020年10月号の「富士山と、日本人」特集にインタビューが掲載されています。



2020年8月20日

『大人の休日倶楽部』2020年8月号

「大人の休日倶楽部」会員誌(JR東日本)2020年8月号
「半島アースダイバー」

JR東日本の「大人の休日倶楽部」会員誌2020年8月号に、中沢新一が監修した青森・秋田の半島をめぐる「半島アースダイバー」が掲載されています。

会員向けの雑誌となりますが、機会があればぜひご覧ください。




2020年7月11日

朝日新聞「be」2020年7月11日号

朝日新聞「be」2020年7月11日号
「みちのものがたり 俊徳道(大阪府)」

朝日新聞の土曜版「be」2020年7月11日号の「みちのものがたり」に、コメントを寄せています。

こちらからもお読みいただけます。

2020年7月5日

中沢新一が語る新しい都市生活 人 と 自然 の適切な距離感:CINRA.NET

中沢新一が語る新しい都市生活 人 と 自然 の適切な距離感
CINRA.NET(CFUtURE by 渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト)

人類学、仏教、サブカルチャーを横断的に思考する知の巨人・中沢新一が、コロナ禍の地上に向ける批評的な視点」
インタビューが掲載されています。



【概要】
1980年代以来、宗教、人類学、芸術、哲学、さらにはサブカルチャーとも合流しながら、世界について思考し続けてきた中沢新一。ネパールでのフィールドワークから生まれた『チベットのモーツァルト』や、日本の大都市の古層を探る『アースダイバー』などに見られる、多様な知の体系と経験を結びつける研究活動は、しばしば「領域横断」的と称される。しかし、それは極から極へとスイッチしていくような、二分的な歩みではなかった。人と世界のつながりの関係を、大きな全体性の中で把握しようとするその姿勢は、さまざまなものが多様に移り変わる時代において、強い批評性と洞察を持つだろう。

2020年5月某日。いまだ収まることのない新型コロナウイルスの流行下で、中沢に話を聞く機会を得た。大半の人と同様に、外出を控えた地味な生活を送っているという中沢は、いまという時間と空間を、どのように見ているのだろうか?


こちらからお読みいただけます。

2020年6月19日

日曜美術館「蔵出し!日本絵画傑作15選三の巻」

「蔵出し!日本絵画傑作15選 三の巻」
NHKEテレ1・東京
2020年06月21日 (日)午前9:00 ~ 午前9:45 (45分)
再放送:2020年6月28日(日)20:00〜

過去の出演を再編集した「蔵出し!日本絵画傑作15選 三の巻」。俵屋宗達「風神雷神図屏風」についてお話しています(5分程度の予定です)。

【概要】
日曜美術館45年のアーカイブから「日本絵画の傑作15選」を3回に分けて紹介するシリーズ。最終回は江戸時代を代表する5作品。神々の表情が印象的な俵屋宗達「風神雷神図屏風」、絵画とデザインが同居する尾形光琳「紅白梅図屏風」、三次元空間を体感するような円山応挙「雪松図」、写実を極めた伊藤若冲「動植綵絵」、大波の決定的瞬間・葛飾北斎「神奈川沖浪裏」を、歴代ゲストの多彩な言葉とともにたっぷり堪能する。

詳細はこちら(NHKweb)からご確認ください。


アカデミーヒルズ × 円谷プロダクション 現代ウルトラ怪獣考「我々は今なにと闘っているのか?」

アカデミーヒルズ × 円谷プロダクション
現代ウルトラ怪獣考「我々は今なにと闘っているのか?」
第1章 中沢新一(思想家・人類学者)

TSUBURAYA・GALAXY にて「日本人とウルトラマン」の連載を受けて、現代ウルトラ怪獣考「我々は今なにと闘っているのか?」についてお話しています。



【概要】
円谷プロダクションとアカデミーヒルズによる共同連載企画『現代ウルトラ怪獣考「我々は今なにと戦っているのか?」』。第一回は TSUBURAYA・GALAXY にて「日本人とウルトラマン」を連載されている人類学者の中沢新一氏にお話を伺いました。 チベット仏教の思想研究から、日本の民俗学に至る幅広い見識を持ち、数多くの著作を発表されてきた中沢氏は、人類史に残る災禍をもたらしている新型コロナウイルスとウルトラマンの物語には驚くべき共通点がある、と語ります。現代の見えない怪獣とも言えるウイルスとどのように向き合い、生きていくのか。そのヒントはウルトラマンの「相手の弱さをも受け入れる強さ」にありました。

こちらからお読みいただけます。

TSUBURAYA・GALAXY「日本人とウルトラマン」もあわせてどうぞ!(月額登録料が必要です)


2020年6月5日

『すばる』2020年7月号 「コロナをめぐる3つの瞑想」

『すばる』(集英社)2020年7月号
「コロナをめぐる3つの瞑想」
2020年6月5日発売 

すばる2020年7月号に論考を寄せています。




【概要】
「新型コロナウィルスが猛威をふるう地球上で、いま二つの増殖様式がぶつかりあっている」。ウィルス(V型)と資本主義(C型)、二つの増殖様式の歴史を文明を遡って分析する。この新しい世界における「適切な距離」を計る、いま必読の思索。


定価:970円(税込)
発売日:2020年6月5日

こちら(Amazonにリンクしますからどうぞ。


2020年5月20日

雑誌『モーニング』(講談社):人類学者・中沢新一が語る『望郷太郎』の世界

雑誌『モーニング』No.25(講談社)2020年6月4日号
人類学者・中沢新一が語る『望郷太郎』の世界「ポトラッチ入門」
2020年5月21日発売

『望郷太郎』第二巻収録の第二部、第三部の重要なキーワードである「ポトラッチ」。最新第二巻刊行を記念巻頭特集内で、モチーフとなった北米の風習を4ページにわたって語ります。



定価:400円(税込)
発売日:2020年5月21日

人類学者・中沢新一が語る「ポトラッチ入門」
雑誌の詳細はこちら(モーニングwebからどうぞ。

現代ビジネスのサイトで





2020年5月12日

雑誌GINZA:銀座今昔物語コメント記事掲載

雑誌GINZA(2020年6月号)
特集東京LOVE いつだって好きな場所「銀座今昔物語」
2020年5月12日発売

特集内の「銀座今昔物語」という記事に、銀座モードの起源についての短いお話が載っています。



雑誌の詳細はこちら(GINZAmag)よりご覧下さい。



2020年5月11日

日経新聞・それでも親子「学問の道絶った父「大学は行け」」

日経新聞・それでも親子
「学問の道絶った父「大学は行け」」中沢新一
2020年3月17日

日本経済新聞「それでも親子」にインタビュー記事が掲載されました。父についてお話しています。




こちらからもお読みいただけます。
(会員登録、ログインが必要です。)

2020年5月8日

書籍『新対話篇』東浩紀著・対談「種の慰霊と森の論理」

書籍『新対話篇』対談「種の慰霊と森の論理」
東浩紀 著
2020年5月1日刊行

2016年に行われた対談「種の慰霊と森の論理」(『ゲンロン2』掲載)が、東浩紀さんの対談集『新対話篇』に収録されています。



出版社:株式会社ゲンロン
ISBN-10: 4907188366
ISBN-13: 978-4907188368

こちらからどうぞ。(Amazonへリンクします)

2020年4月1日

『WIRED』VOL.36:『ミクロコスモスI』引用掲載

『WIRED』vol. 36
『ミクロコスモスI 夜の知恵』引用掲載
2020年4月1日発行

『WIRED』vol. 36に、『ミクロコスモスI 夜の知恵』からの引用が掲載されています。




2020年3月24日

ユリイカ2020年5月臨時増刊号 総特集=坪内祐三(仮)

ユリイカ2020年5月臨時増刊号 総特集=坪内祐三
2020年4月

【雑誌概要】
“追悼読み”に捧ぐ手向けの花
坪内祐三はよく飲み、よく歩き、よく観て、なによりよく読んだ。雑誌を読み、小説を読み、評論を読み、ノンフィクションを読んだ。そして書いた。ひたすらに書いた。そこには徹底した自意識が敷かれていた。坪内祐三とはテキストと不即不離に結びついた行動の日々である。追悼文を読み、追悼の営為を問いつづけた坪内祐三の追悼特集。


定価:1600円+税
発売日:2020年4月
ISBN:978-4-7917-0384-5


詳細はこちら(青土社「ユリイカ」web)をご覧ください。

2020年3月20日

梅原猛先生追悼集『天翔ける心』(国際日本文化研究センター)

梅原猛先生追悼集『天翔ける心』(国際日本文化研究センター)
「京都学派の梅原的展開」
2020年3月20日発行

梅原猛先生の追悼論集に、「京都学派の梅原的展開」と題した文章を寄せています。
梅原先生のお誕生日に合わせての発行となりました。

非売品となりますが、機会があればぜひご覧ください。


2020年3月11日

大竹まことゴールデンラジオ:3月11日ゲスト出演

大竹まこと ゴールデンラジオ
2020年3月11日(水) 13:00〜15:30放送
文化放送 FM91.6/AM1134
ゲスト:太田光、中沢新一

番組終了後、Podcastにてお聴きいただけます。



番組内容
"面白い"けれど"真剣に"、"くだらない"けれど"正直に"。

価値観の急激な変化が迫られている今。
様々な歪みが生じ、いろいろな事件、難解な問題が日々起こっています。
高齢者対策、団塊の世代の今後、少年犯罪、少子化、・・・、細部では、コミュニケーションから生じる様々な事件、コンプライアンスやモラルの問題、日本のあり方まで。
本当に大事なことは、"今"、"時代"に注目してゆき、個人がいろいろな問題に疑問を持ち、考え、行動する事です。
「大竹まことゴールデンラジオ!」は、"大竹まこと同世代"を中心に、全世代の男女に向けてお送りします。
厳しい時代に、"頑張って生きている人たち"を応援し、番組を通じて楽しいこと、素敵に生きることを提案、日々変化するニュースを扱いながら、エンタテインメントの心を忘れずに、"筋"の通った本気の発言をしてゆきます。

2020年3月1日

『共済総合研究』vol. 80:研究報告掲載

『共済総合研究』vol. 80
研究報告「地方創生における都市部総合大学の役割と新しい働き方について」
2020年3月1日発行

『共済総合研究』vol. 80に、明治大学和泉キャンパスにて2020年1月14日に行われた特別講義の記録が掲載されています。




こちらからもお読みいただけます。

2020年2月4日

『未来のルーシー:人間は動物にも植物にもなれる』(青土社) 山極寿一×中沢新一

『未来のルーシー:人間は動物にも植物にもなれる』(青土社) 
山極寿一×中沢新一
2020年2月25日発売



【内容紹介】
人類史のその先へ。
出会うべくして出会った現代を代表するふたつの知性。霊長類学、そして人類学はもとより、考古学、宗教学、生命科学、AI、西田幾多郎、今西錦司など、森羅万象を縦横無尽に往還しながら、閉塞した人類がまさにすすむべき未来を模索する。世界とは何か、わたしたちとは何か。根源的問いに迫る究極の対談。

定価:本体1800円+税
発売日:2020年2月22日
ISBN:978-4-7917-7252-0

詳しくはこちら(青土社HP)をご覧ください。

朝日新聞「文化の扉:ウルトラ怪獣2020を憂う」

朝日新聞 
「文化の扉:ウルトラ怪獣2020を憂う」 
2020年1月20日朝刊 

2020年1月20日朝日新聞朝刊、文化の扉コーナーに、ウルトラマンシリーズについてのコメントが掲載されています。

こちらからもお読みいただけます。(会員登録後、ログインが必要です。)

京都新聞お正月寄稿「二分心」

京都新聞お正月寄稿
「二分心」
2020年1月1日

京都新聞の正月特別号に寄稿文を寄せています。

『津南学』vol.8 講演録「縄文の風」小林達雄×中沢新一

『津南学』vol.8(津南町教育委員会/編)
講演録「縄文の風」小林達雄×中沢新一
2019年12月21日

新潟県津南町の歴史・民俗・自然・人物などを様々な分野から掘り下げるシリーズ『津南学』第8号に、2018年3月東京国立博物館にて行われた小林達雄さんとの対談録が掲載されました。



【目 次】
【グラビア】苗場山麓の季節の移ろい
【巻頭言】津南を学ぶ
【特集】苗場山麓の地形・地質/笹葉峰の旧期地すべりに関する覚書/考古学調査で見えてきた苗場山麓の災害史
【レポート】信越国境の秘められた伝承/書物から見る旧草津街道Ⅱ/所平夢幻/幻の赤手口村/甲斐武田氏介入以前の今井城を探る/在野の博物学者
【再録】津南高校社会科同好会活動報告
【講演録】魚沼・苗場山麓の自然と文化/縄文人の弁明/精神の考古学への扉/縄文の風/ムササビ先生が見つけた津南の自然
【エッセイ】小倉百人一首に学ぶ/苗場山麓 昔の暮らし/津南縄文物語
【津南の昔話】わかばあちゃん もかぁししょ/善光寺四十七回裸足詣碑
【秋山郷探訪】秋山郷のお宮とお堂
執筆者一覧
編集後記

定価:1,650円(税込)
発売日:2019年12月21日
A5版 268頁

詳しくはこちら(出版社HP)をご覧ください。

2020年1月14日

『憲法九条の「損」と「得」』(扶桑社)太田光&中沢新一

『憲法九条の「損」と「得」』(扶桑社)太田光、中沢新一2020年1月25日




【内容紹介】
議論がほとんどないまま、安倍首相は2021年9月までに、憲法改正・国民投票をしようとしている。しかし、国民投票という民主主義の道具の危険性は、3年半に及ぶイギリスのEU離脱の大混乱を見れば明らかだ。気がつけば国民投票が行われる日程が決められ、九条を残すか? 変えるか?という大問題をいきなり私たちに突きつけられることになる。
 
決まってしまえば、二度と変えられない!
日本人にとって、もっともふさわしい憲法とは何か? 憲法改正が現実的に私たちに問われようとしている今こそ、改めてみんなで考えたい。太田光氏・中沢新一氏が右でも左でもなく、日本の伝統の「どまんなか」に立って、日本国憲法の本質を炙り出していく!
 
【タイトル】憲法九条の「損」と「得」
【著者】太田光、中沢新一
【定価】1,500円+税
【判型】四六判
【発売日】2020年1月25日
扶桑社HP
 
■目次
第1章 憲法は、時代に応じて変えていくべきもの
・ブレグジットの教訓
・混乱しているイギリスは正しい
・世界は「人類史的再編」の時代に差し掛かっている…etc.
第2章 憲法九条と共鳴する日本の「伝統」
・「原発=悪」と「戦前=悪」の共通点
・戦前と戦後をつなぐ揺るぎないもの・「伝統」
・言葉に引っ張られると大事なものを取りこぼす…etc.
第3章 日本人の心性と響き合う、天皇の制度
・「白黒つけない」という国民性
・日本的システムが改悪された明治時代
・日本の根本構造を理解しなければ、庶民の支持は得られない…etc.
第4章 「中空構造」の日本と、憲法のあるべき姿
・今、世界の「日本化」が起ころうとしている
・「中空構造」の日本は戦争に弱い
・「未来」の憲法は「過去」につながるものでなければならない…etc.
 
「対談のまえに」抜粋 中沢新一
太田さんと僕は、
右でも左でもなく「どまんなか」に立って日本国憲法の本質を考えた
国民投票という民主主義の道具の危険性を、ぼくたちはイギリスの「ブレグジット(イギリスのEU離脱)」をめぐる国民投票で、まざまざと見届けてしまった。イギリス人はまがりなりにもそのことについて議論をした。それでもこのざまである。ところが日本ではたいした議論も盛り上がっていない状態で、国民投票が具体的政治日程に組み込まれようとしている<中略>太田さんもぼくも、右でもなければ左でもない。なるべく偏りを廃したまんなかに立ってものごとを考えたいと考えている。それに改憲そのものがよくないとも思っていない。しかしそれをする前には徹底した議論が必要だと思っている。ぼくたちは日本の伝統の「どまんなか」に立って、日本国の本質を考えようとしたのである。
 


■プロフィール
太田光(おおた・ひかり)
1965(昭和40)年埼玉県生まれ。日大芸術学部中退後、同級生だった田中裕二と1988年に爆笑問題結成。著書に『爆笑問題 太田光自伝』『憲法9条を世界遺産に』『パラレルな世紀への跳躍』『向田邦子の陽射し』などがある。2010(平成22)年、初の小説『マボロシの鳥』を刊行。爆笑問題としての著書に『爆笑問題の日本原論』『爆笑問題の日本史原論』シリーズ、『爆笑問題集』などがある。TVレギュラーは『お願いランキング』(テレビ朝日)、『爆報!THEフライデー』(TBS)、『サンデー・ジャポン』(TBS)、『爆問学園!! 住んでみた』(テレビ朝日)、『探検バクモン』(NHK総合)、『違和感』(扶桑社)など。
 
中沢新一(なかざわ・しんいち) 
1950年、山梨県生まれ。思想家・人類学者。現在、明治大学野生の科学研究所所長。東京大学大学院人文科学研究科博士過程満期退学。チベットで仏教を学び、帰国後、人類の思考全域を視野にいれた研究分野(精神の考古学)を構想・開拓する。著書に『チベットのモーツァルト』『森のバロック』『アースダイバー』『カイエ・ソバージュ』シリーズ、『熊楠の星の時間』ほか多数。近著に『レンマ学』がある