講義「古層と新層」
明治大学駿河台キャンパス
2016年10月12日開催
明治大学リバティアカデミー講座「日本人の魂の古層を探る」のなかで、「古層と新層」と題した講義を担当します。
講座趣旨
今の世界を見れば、現代文明を生み出してきた父性原理があちこちで綻び、欲望が野放しになるにつれ、格差を生み憎しみや不安、生きがいの喪失など様々な不条理が噴き出しています。むしろ律令制の始めから、その中央の動きに抵抗し、取り残された周縁の文化の中にこそ、日本が経済大国から文化大国へ歩む未来の道筋が見えてくるように思います。 この講座は、日本人が培ってきた魂の古層をとおして、閉塞した日本文化のパラダイム変換を模索するものです。
お申し込み、詳細はこちらからご覧ください。
2016年度講義概要
日付 | 内容 | 担当講師 | ||
---|---|---|---|---|
1 | 09/28 | 民族的他界と阿弥陀浄土 | 金山 | |
2 | 10/12 | 古層と新層 | 中沢 | |
3 | 10/26 | 戦争と爆発をめぐる古層の意義:岡本太郎の闘う芸術 | 岩野 | |
4 | 11/09 | 幕末明治期の新宗教における古層底流考 | 出口 | |
5 | 11/30 | 常盤(ときわ)・堅磐(かきわ)の国、日本に活きる巨石信仰 | 須田 |