2018年3月1日

講演・特別対談「魚沼・苗場山麓の自然と文化 縄文の心をさぐる」

「魚沼・苗場山麓の自然と文化 縄文の心を探る」
講演・小林達雄さんとの特別対談
東京国立博物館(平成館大講堂 及びラウンジ)

2018年3月3日(土)13:30〜

当日受付可能。念のため主催の津南市「なじょもん」または苗場山麓ジオパーク振興協議会事務局に電話申込(025-765-1600)お願いしたいとのこと。(電話申込で当日入館無料)



【概要】
ジオパークとは、「ジオ・エコ・カルチャー」を保全活用するプログラムである。
北緯37度0分0秒が通る苗場山麓ジオパーク(新潟県津南町と長野県栄村の範囲が認定)は、地球儀上、リスボン、アテネ、サンフランシスコ、ワシントンなどの世界主要都市を同じ横軸に位置する。
しかし、これら主要都市と違うのは、多雪地域でありながら1万年以上も昔の縄文時代開幕から現在まで歴史を紡いできた奇跡の大地であることである。
近年、静かな「縄文」ムーブメントが散見される中、知の巨人小林達雄と中沢新一が雪国文化の基層にある苗場山麓の縄文時代に焦点を当て、豊かな自然環境と共鳴した縄文文化の真髄と魅力を語り合う。 

Ⅰ部…苗場山麓の自然と縄文文化 13:35〜13:55

スライドを使い、悠久の時代から繰り返される大地の鼓動を背景に形成された「日本一の段丘地形」を含む豊かな自然環境とそこで育まれた豊かな縄文文化を紹介する

Ⅱ部…チェロが奏でる縄文人の心 13:55〜14:30

斎藤孝太郎(チェロ奏者)が火焔型土器の文様を解体し、その文様を記号として読み取り、楽譜に起こし替え、チェロを通して生まれた音をアレンジして現代音楽として「縄文人の心」を伝える試み。

Ⅲ部…講 演 小林達雄(國學院大學名誉教授)    14:45〜15:10
   講 演 中沢新一(明治大学・野生の科学研究所)15:10〜15:35
   対 談 縄文の風 小林達雄×中沢新一      15:35〜16:35

縄文人は、四季折々の変化、太陽の運行や月の満ち欠けを観察し、自然と対話し資源を巧みに利用する智恵と技術を獲得し、森と共生した。対談では、縄文世界の観念的なカタチや文様、ランドスケープ、モニュメントなどに触れ、これら縄文哲学を日本文化の源流と捉え、過去から現在、そして、未来へと紡ぐ思考の旅へと誘う。 

Ⅳ部…紹 介 特別展「縄文-1万年の美の鼓動-」について

東京国立博物館主任研究員 品川欣也が、東京国立博物館にて2018年7月3日(火)より開催される特別展について紹介します。


【日 程】2018年3月3日(土)
【時 間】13:30~17:30
【場 所】東京国立博物館(平成館大講堂 及びラウンジ)
【料 金】往復はがきでお申し込みの方のみ入館無料
【参 加】往復ハガキ(一人一枚)にて申し込み
※満席でなければ、一般入館料をお支払い頂いた来館者も当日参加可能です

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