2019年3月20日

2019年度リバティアカデミー講座「野生の教養」

2019年度リバティアカデミー講座「野生の教養」
明治大学駿河台キャンパス
2019年6月1日 15:00〜17:00
岩野卓司、中沢新一


講座趣旨
現代社会では私たちは飼いならされた思考にあまりに慣れてしまっている。だからこそ、野生が見直されている。そもそも野生というものは、単に原始時代やアフリカのジャングルに特有なものではない。実は私たちの日常に潜んでいるのだ。野生の科学研究所の中沢新一は、ポケモンなどのアニメのキャラクターやゲームなどに野生を認めている。慣れ親しんだ日常をちょっと違った角度から眺めてみただけで、私たちは野生に出会う驚きを体験する。一方、教養というものも現代社会では失われつつある。戦前や戦後を支えた教養主義は時代遅れのものとなり、新しい教養が叫ばれているが、その内実はいまだ見えてはいない。ただ、教養ももともとは知識を身につけることではなく、「畑を耕す」ことであり、この意味で野生と無関係ではない。野生も教養も私たちの文化の根っことかかわっているのだ。それならば、野生と教養の結びつきを考えることから、教養の未来の姿が見えてくるのではないのだろうか。この対談では、教養を野生の観点からみると何が見えてくるのか、野生を教養の観点から眺めてみると何がわかってくるのかを、考えていきたい。


【日 程】2019年6月1日(土)
【時 間】15:00~17:00
【場 所】明治大学リバティアカデミー駿河台キャンパス
【受講料】会員   1,000円
     一般   1,000円

お申し込み、詳細はこちらからご覧ください。