2021年4月22日

書籍『アースダイバー 神社編』(講談社)中沢新一

『アースダイバー 神社編』(講談社)中沢新一
2021年4月22日刊行

アースダイバーの新境地!
神社という日本の聖地には、人間の精神の秘密にかかわる多くの謎が、ほとんど手つかずのままに残されている。




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内容紹介
人気シリーズ「アースダイバー」が、いよいよその関心の中心である、神社を取り上げます。
生命にとっての普遍的聖地に加えて、ホモサピエンス・サピエンスにとっての聖地、そして古代の日本列島に居住した縄文系と弥生系(倭人系)にとっての聖地(のちの神社)の心的・歴史的な構造を探っていきます。
主な取扱い神社は、以下の通りです。
大日霊貴神社(鹿角大日堂) 諏訪神社 三輪神社 出雲大社 和多津見(海神)神社 志賀島神社 穂高神社 伊勢神宮などなど。
神社に残された祭儀に秘められた思考を遡っていくと、アメリカ先住民、アジアの少数民族、ネパール、東南アジアなどとの深つながりが明らかになります。
また、同時にこの列島に数万年にわたって繰り広げれてきた、われわれの祖先の前宗教的・宗教的思考の根源とその展開が解明されていきます。
山とは、海とは、蛇とは、太陽とは……。
歴史の無意識の奥にしまいこまれた記憶を甦らせる魂の冒険へ、いざ。

目次
プロローグ 犬の聖地

第一部 聖地の三つの層
第一章 人間の聖地
第二章 縄文原論
第三章 倭人の神道

第二部 縄文系神社

第四章 大日霊貴神社(鹿角大日堂)
 東北の続縄文 地名起源伝説
 太陽神の聖地に建つ大日堂
第五章 諏訪神社
 縄文の「王国」 蛇から王へ
 御柱祭りの意味
第六章 三輪神社
 ナラの原像 血と酒の蛇
 蛇と鑑の確執
第七章 出雲大社
 蛇 タマ
 神話の建築

第三部 海民系神社

第八章 対馬神道
 はじまりの島 ムスビの神
 渚の神話学
第九章 アヅミ族の足跡
 海の民の末裔 日本海ルート
 太平洋ルート 
第十章 伊勢湾の海民たち
 太陽の道 海人と鳥

エピローグ 伊勢神宮と新層の誕生


出版社:講談社
価格:2,420円
ISBN-10:406521775X
ISBN-13:978-4065217757

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