2022年12月10日

書籍『今日のミトロジー』中沢新一

書籍『今日のミトロジー』
(講談社選書メチエ)
中沢新一
2023年1月13日

2020年12月より『週刊現代』にて好評連載中の「今日のミトロジー」。約2年にわたる連載が一冊の書籍にまとまります。現代に湧き起こる事象を、古代から変わらないミロトジーの構造の表れとして読み解くと、ものごとがちょっと違って見えてくる・・・?
現代におけるミトロジーの異文(ヴァリアント)をどうぞお楽しみください!



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【出版社】講談社
【刊行年月日】2023年1月23日
【 ISBN-10】4065305926
【ISBN-13】978-4065305928
【定価】2,420円(税込)

【内容紹介】
羽生結弦に阿修羅を見出し、BTSに花郎(ファラン)との共通性をあぶり出す。オタマジャクシ型の楽器に、人間と自然の中間領域にある音楽の本質を見出し、ビル・ゲイツの離婚と資本主義精神の根源的な関係を解き明かす。宝塚歌劇団の大階段と巨大古墳に潜む「死と再生」の儀式とは何か? 人間の無意識にあって太古以来不変の動きをする神話的思考を現代の森羅万象に探る。47のエッセイが、この世界と人間の脳の未知の構造に触れる試みです。

【目次】
プロローグ


スケートボードのポエジー
ウルトラマンの正義
『野生の思考』を読むウルトラマン
オタマトーンの武勲
宇宙犬ライカ
ベイブvs.オリンピック
近代オリンピックの終焉
M氏の宇宙飛行
成長のミトロジー
惑星的マルクス

II
シティ・ポップの底力
氷上の阿修羅
神仙界の羽生結弦
音楽はどこからやってくるのか
花郎(ファラン)とBTS
古墳と宝塚歌劇団
聖なるポルノ
アンビエント
非人間性について
タトゥーの新時代

III
ミニチュアの哲学
乗り鉄の哲学
abc予想
低山歩き復活
第九と日本人
ウクライナの戦争
戦闘女子
『マトリックス』と仏教

IV
ポストヒューマンな天皇
フィリップ殿下
シャリヴァリの現在
家族の秘密
キラキラネームの孤独
愛のニルヴァーナ
「人食い(カンニバリズム)」の時代
『孤独のグルメ』の食べる瞑想
自利利他一元論


サスペンスと言う勿れ
怪談の夏
渋谷のハロウィン
鬼との戦い
丑年を開く
大穴持(オオナモチ)神の復活
気象予報士の時代
エコロジーの神話(1)
エコロジーの神話(2)
反抗的人間の現在