2020年1月14日

『憲法九条の「損」と「得」』(扶桑社)太田光&中沢新一

『憲法九条の「損」と「得」』(扶桑社)太田光、中沢新一2020年1月25日




【内容紹介】
議論がほとんどないまま、安倍首相は2021年9月までに、憲法改正・国民投票をしようとしている。しかし、国民投票という民主主義の道具の危険性は、3年半に及ぶイギリスのEU離脱の大混乱を見れば明らかだ。気がつけば国民投票が行われる日程が決められ、九条を残すか? 変えるか?という大問題をいきなり私たちに突きつけられることになる。
 
決まってしまえば、二度と変えられない!
日本人にとって、もっともふさわしい憲法とは何か? 憲法改正が現実的に私たちに問われようとしている今こそ、改めてみんなで考えたい。太田光氏・中沢新一氏が右でも左でもなく、日本の伝統の「どまんなか」に立って、日本国憲法の本質を炙り出していく!
 
【タイトル】憲法九条の「損」と「得」
【著者】太田光、中沢新一
【定価】1,500円+税
【判型】四六判
【発売日】2020年1月25日
扶桑社HP
 
■目次
第1章 憲法は、時代に応じて変えていくべきもの
・ブレグジットの教訓
・混乱しているイギリスは正しい
・世界は「人類史的再編」の時代に差し掛かっている…etc.
第2章 憲法九条と共鳴する日本の「伝統」
・「原発=悪」と「戦前=悪」の共通点
・戦前と戦後をつなぐ揺るぎないもの・「伝統」
・言葉に引っ張られると大事なものを取りこぼす…etc.
第3章 日本人の心性と響き合う、天皇の制度
・「白黒つけない」という国民性
・日本的システムが改悪された明治時代
・日本の根本構造を理解しなければ、庶民の支持は得られない…etc.
第4章 「中空構造」の日本と、憲法のあるべき姿
・今、世界の「日本化」が起ころうとしている
・「中空構造」の日本は戦争に弱い
・「未来」の憲法は「過去」につながるものでなければならない…etc.
 
「対談のまえに」抜粋 中沢新一
太田さんと僕は、
右でも左でもなく「どまんなか」に立って日本国憲法の本質を考えた
国民投票という民主主義の道具の危険性を、ぼくたちはイギリスの「ブレグジット(イギリスのEU離脱)」をめぐる国民投票で、まざまざと見届けてしまった。イギリス人はまがりなりにもそのことについて議論をした。それでもこのざまである。ところが日本ではたいした議論も盛り上がっていない状態で、国民投票が具体的政治日程に組み込まれようとしている<中略>太田さんもぼくも、右でもなければ左でもない。なるべく偏りを廃したまんなかに立ってものごとを考えたいと考えている。それに改憲そのものがよくないとも思っていない。しかしそれをする前には徹底した議論が必要だと思っている。ぼくたちは日本の伝統の「どまんなか」に立って、日本国の本質を考えようとしたのである。
 


■プロフィール
太田光(おおた・ひかり)
1965(昭和40)年埼玉県生まれ。日大芸術学部中退後、同級生だった田中裕二と1988年に爆笑問題結成。著書に『爆笑問題 太田光自伝』『憲法9条を世界遺産に』『パラレルな世紀への跳躍』『向田邦子の陽射し』などがある。2010(平成22)年、初の小説『マボロシの鳥』を刊行。爆笑問題としての著書に『爆笑問題の日本原論』『爆笑問題の日本史原論』シリーズ、『爆笑問題集』などがある。TVレギュラーは『お願いランキング』(テレビ朝日)、『爆報!THEフライデー』(TBS)、『サンデー・ジャポン』(TBS)、『爆問学園!! 住んでみた』(テレビ朝日)、『探検バクモン』(NHK総合)、『違和感』(扶桑社)など。
 
中沢新一(なかざわ・しんいち) 
1950年、山梨県生まれ。思想家・人類学者。現在、明治大学野生の科学研究所所長。東京大学大学院人文科学研究科博士過程満期退学。チベットで仏教を学び、帰国後、人類の思考全域を視野にいれた研究分野(精神の考古学)を構想・開拓する。著書に『チベットのモーツァルト』『森のバロック』『アースダイバー』『カイエ・ソバージュ』シリーズ、『熊楠の星の時間』ほか多数。近著に『レンマ学』がある

2019年12月20日

現代思想2020年1月号 特集=現代思想の総展望2020

現代思想2020年1月号 特集=現代思想の総展望2020
「『レンマ学』とは何か」中沢新一(聞き手:加藤紫苑)
2019年12月27日

『レンマ学』の基本的な立脚点から、特質、現代思想の中での意義、さらにこの先について、詳細にお話しています。



【雑誌概要】
2020年 現代思想のさらなる展開へ
震災、経済危機、ナショナリズムの台頭、環境問題など激動の2010年代を経て、私たちは今どこにいてこれからどこへ行こうとしているのか――国内外におけるさまざまな分野の思想的格闘を総括しつつ、来たる2020年代のゆくえを見通す。

定価:1400円+税
発売日:2019年12月27日
ISBN:978-4-7917-1391-2

詳細はこちら(青土社「現代思想」web)をご覧ください。

2019年12月16日

神奈川大学評論94号 鼎談「そして人類学が残る」中沢新一・小川さやか・松村圭一郎

神奈川大学評論 第94号
鼎談:中沢新一・小川さやか・松村圭一郎
「そして人類学が残る――グローバル、AI時代のなかで」
2019年11月

神奈川大学評論94号に鼎談が掲載されています。大変刺激的な対話でした。



【神奈川大学評論 第94号 概要】
ダイバーシティとそれに基づく多文化共生社会が注目され、「だれ一人取り残さない」という国連のSDGsの目標に世界は大きく動いている。一方、このような状況のなかで、多様な人間・人類の生き方と社会・文化の根源に根差した人類学や文化人類学は、どのような位置にあるのだろうか。「民俗学がやってきたこと、歴史学がやってきたこと、考古学がやってきたこと、文化人類学がやってきたことが、一つの空間の中でいろいろな道筋から集合してきてつながっているその様子を明らかにしていく、多層的、重層的な共生空間としての歴史学というのかな、そういうものが生まれるためにも文化人類学は重要ですね」(中沢氏、巻頭座談会)。「自分たち自身のルーツの多様性と普遍性みたいなものを考えることが重要だと思うんです。もちろんそこでは、歴史学や考古学との連携が必要になる」(松村氏、同前)。「AIがどんどん進化していくと、ある種のロゴス的な知性の完成形みたいなものの問題がよりクリアになっていく。そのときこそが、人類学の出番ではないかと考えたりします」(小川氏、同前)。今号では、グローバル、ダイバーシティ、AI時代に、文化人類学再考とその可能性を特集する。



詳細、ご注文はこちら(神奈川大学評論web)をご覧ください。


2019年11月10日

和歌山県橋本市名誉市民岡潔 顕彰事業講演会 「岡潔の未来」

令和元年度 名誉市民岡潔 顕彰事業講演会
「岡潔の未来」
和歌山県橋本市教育文化会館 2階大ホール
2019年12月21日


岡潔と縁の深い和歌山県橋本市にてお話しいたします。


【日 程】2019年12月21日(土)
【時 間】15:00~(受付14:30〜)
【場 所】和歌山県橋本市教育文化会館 2階大ホール
【主 催】橋本市岡潔数学WAVE

【お問合せ】橋本市岡潔数学WAVE事務局(橋本市教育委員会 生涯学習課内) 
      0736-33-3704
      橋本市岡潔数学WAVE(facebookページ)


2019年11月9日

一般公開シンポジウム「河合隼雄と仏教」

一般社団法人 日本箱庭療法学会 第33回大会 河合隼雄先生十三回忌記念大会 「箱庭療法と仏教」
一般公開シンポジウム「河合隼雄と仏教」
国立京都国際会館 アネックスホール(一階)
2019年11月16日(土)

一般財団法人 日本箱庭療法学会 第33回大会-河合隼雄先生十三回忌記念大会-「箱庭療法学と仏教」にて、一般公開シンポジウム「河合隼雄と仏教」が開催されます。





【日 程】2019年11月16日(土)
【時 間】13:30~16:30(受付12:30〜)
【場 所】国立京都国際会館 アネックスホール(一階)
【参加費】1,000円(税込)  事前申し込みが必要です。


【プログラム】
一般公開シンポジウム:『河合隼雄と仏教』
基調講演 :中沢 新一 (明治大学野生の科学研究所)
指定討論 :河合 俊雄 (京都大学こころの未来研究センター)
 司  会   : 桑原 知子 (京都大学大学院教育学研究科)

詳細はこちらからどうぞ。