2021年10月27日

『週刊現代』連載「今日のミトロジー」第31回

  『週刊現代』(講談社)2021年11月6日号
連載「今日のミトロジー」
2021年10月29日発売

『週刊現代』にて連載の「今日のミトロジー」。
神話に代表される人類の知恵を用いて現代の事象を読み解きます。
第31回は「渋谷のハロウィン」。どうぞご覧ください。
(次号は11月8日発売(予定)です。)



2021年10月17日

『日本の古式捕鯨』(講談社学術文庫)序文・解説

 『日本の古式捕鯨』(講談社学術文庫)太地五郎作著
序文・解説「古式捕鯨の遺産(レガシー)」
2021年10月14日

講談社学術文庫より刊行された『日本の古式捕鯨』に序文、解説を寄せています。



【概要】
本書の中心は太地五郎作氏の著作『熊野太地浦捕鯨乃話』です。古式捕鯨とそれを行った人々の思考と感情を、内部から正確に観察し繊細に表現した驚異的な著作です。国際社会からの深刻な問い「日本人はなぜ捕鯨をあきらめないのか」という問いに対して、答えるための必読書です。
捕鯨には二つの側面があります。
一つは海中を泳ぐ「富」=鯨を捕らえた後、その富を貨幣へと変えるマニファクチュアの原初形態があったことです。鯨を、肉、油、髭、骨、皮などに分けて、利用しつくすための加工過程のすべてが集合し緊密に組み合わされています。
そして、二つめが鯨を捕るという行為に、組み込まれた「戦争機械」において、人間は媒介を通さず、直接的に自然の力と戦うことです。物理的な力では鯨に劣る人間が、知力をもって集団で鯨に対峙し、執拗な攻撃を加え、鯨を弱らせ、最後に羽刺と呼ばれる若者が海中に飛び込み、一騎打ちをおこないます。その戦いで鯨を仕留めることが、この戦争機械の活動の終了地点となります。
この古式捕鯨の二重構造は、とても日本的と言えるでしょう。非農業的マニファクチュアと農業型ものづくりマニファクチュアは、「半農半漁」を営んでいた海民の生活形態の二重構造と関係が深いと思われます。
以前の輝きを失った日本のものづくりは、農業的マニファクチュアを基礎として発達をとげてきたが、その方法論は、非物質的情報産業が中心の現代では通用しなくなっているのかもしれない。
日本はものづくり、産業の根本に立ち返った自己認識を必要としている。そのとき「異形のマニファクチュア」としてそのレガシーを今日に伝える、太地古式捕鯨の本質を再考することは、未来の文化再生に向けて重要な意義を持つ。本書は、過去を追慕するだけにとどまらない、未来的な意味を持っています。

【定価】968円(税込)
ISBN-104065247209
【ISBN-13】978-4065247204
【発売日】2021年10月14日

こちらからどうぞ(Amazonへリンクします)。



『週刊現代』連載「今日のミトロジー」第30回

 『週刊現代』(講談社)2021年10月23日・30日合併号
連載「今日のミトロジー」
2021年10月18日発売

『週刊現代』にて連載の「今日のミトロジー」。
神話に代表される人類の知恵を用いて現代の事象を読み解きます。
第30回は「ポストヒューマンな天皇」。どうぞご覧ください。
(次号は10月29日発売(予定)です。)

2021年10月6日

『週刊現代』連載「今日のミトロジー」第29回

  『週刊現代』(講談社)2021年10月16日号
連載「今日のミトロジー」
2021年10月8日発売

『週刊現代』にて連載の「今日のミトロジー」。
神話に代表される人類の知恵を用いて現代の事象を読み解きます。
第29回は「駆け落ちのゆくえ」。どうぞご覧ください。
(次号は10月18日発売(予定)です。)