2021年6月20日

『ZEAMI─中世の芸術と文化05』森話社

『ZEAMI──中世の芸術と文化05』
能「当麻」をめぐって 中沢新一×松岡心平
 2021621


【内容紹介】
能と中世文化を探求する論集。今回は世阿弥作の作品を中心に、興行の政治性、能の起源や身体論など、さまざまな角度から検討を加える。

目次
渡辺 保  「芸」について
小林康夫  秋よ友よ──「姨捨」をシネマ風に

〈Ⅱ 対談〉
中沢新一×松岡心平 能「当麻」をめぐって

〈Ⅲ 論文〉
松岡心平  一条竹鼻勧進猿楽と世阿弥
沖本幸子  〈翁〉生成の磁場──方堅・乱拍子・摩多羅神
横山太郎  ハタラキ考──世阿弥以前の能における鬼の身体
竹内晶子 能「箱崎」考──本説の検討と諸本系統図作成を通して
倉持長子 能「雲雀山」のトポス──大和・紀伊の境界をめぐって
荒武裕一郎 歌うこと、旅すること──『西行物語』について


【定価】2,750円(税込)
ISBN978-4-86405-159-0
【発売日】2021.6.21