2022年5月7日

北村皆雄『チロンヌプカムイ イオマンテ』公開記念トークイベント

『チロンヌプカムイ イオマンテ』公開記念トークイベント
北村皆雄、中沢新一、コムアイ、太田光海、Kapiw & Apappo、辻陽介
2022510日 1900
DOMMUNE
 
北村皆雄監督のドキュメンタリー映画『チロンヌプカムイ イオマンテ』公開に伴い、
DOMMUNEで開催されるトークイベントに登壇します。(イベント自体は24時までの予定ですが、中沢の登壇は19時から20:30くらいまで?の予定です。)

【出演】
出演:北村皆雄(民俗誌映画監督)、中沢新一(人類学者)、コムアイ(アーティスト)、太田光海(映画監督)、Kapiw & Apappo(アイヌ歌謡) 
司会:辻陽介(DOZiNE編集人)
DJ: TEA YOUNG DAY, BUSHMIND(22:30~)

会場の参加につきましては、こちら(DOMMUNEのサイト)の詳細をご覧ください。


【なぜ人類社会にはかくも普遍的に「死と再生の儀礼」が存在するのか?】
1986年に北海道屈斜路湖を臨む美幌峠で、大正時代に行われてから75年ぶりに行われたというアイヌ民族の幻の祭祀「チロンヌプカムイ イオマンテ(キタキツネの霊送り)」。4月30日、その一部始終を記録した映画『チロンヌプカムイ イオマンテ』が撮影から35年の時を経て、いよいよ公開となった。
監督を務めたのはこれまで50年以上にわたって世界各地のシャーマニズムや死と再生をめぐる伝統儀礼の数々を記録し続けてきた映画監督・北村皆雄。民俗誌映像の制作会社「ヴィジュアルフォークロア」を主催し、また一人の映画監督としてこれまで『カベールの馬』、『アカマタの歌』、『見世物小屋』、『冥界婚』など、数多の貴重な民俗誌映画を世に発表し続けてきた生ける伝説だ。
映画の公開を記念して行われる本トークショーでは、北村皆雄の古くからの友人であり、2007年には東北の山神信仰を記録した映画『精霊の山 ハヤマ』を北村と共に制作している人類学者の中沢新一、35年前のイオマンテに子供の頃に参加していた阿寒湖アイヌコタン出身のウポポを歌う姉妹ユニット・Kapiw & Apappo、さらにアーティストのコムアイ、映画監督の太田光海ら様々なゲストを迎え、映画『チロンヌプカムイ イオマンテ』について、アイヌ文化が宿しているアニミズム的世界観について、さらには北村皆雄の過去の数々の作品についてを、他では決して見ることのできない貴重な秘蔵映像と共に約3時間半にわたって語り尽くしていく。
なぜ北村皆雄はかくも執拗に「生と死の狭間」を追い続けてきたのか。あるいはなぜ人類はかくも普遍的に「死と再生の儀礼」を行い続けてきたのか。歴史、文化、芸能の核心に迫る。

ドキュメンタリー映画『チロンヌプカムイ イオマンテ』

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