2016年3月18日

『〈こころ〉はどこから来て、どこへ行くのか』「「もの」と「こころ」の統一へ」

『〈こころ〉はどこから来て、どこへ行くのか』(岩波書店)
「「もの」と「こころ」の統一へ」
2016年3月18日発売

2015年9月13日に開催された第1回京都こころ会議の模様が、書籍化されました。中沢は「「もの」と「こころ」の統一へ」というタイトルの論考を寄せています。



内容紹介
人類はこれまでどのような〈こころ〉のあり方で世界と向き合い、〈こころ〉をどのように探究してきたのか。そして、これからの〈こころ〉はどう展望できるのか。脳、認知、病い、高齢化社会、サルとヒトなどを切り口に、第一線の思想家・研究者が縦横に開陳する。2015年に開催され好評を博した「京都こころ会議」発五つのレクチャー。


目次
はじめに

講演I 「もの」と「こころ」の統一へ 中沢新一
1/2/3/4/5/6/7/8/9/10

講演II こころの歴史的内面化とインターフェイス 河合俊雄
1 はじめに
2 こころのオープンシステムとクローズドシステム
3 西洋におけるこころの内面化の歴史
4 内面化と文化
5 ネットワーク化と内面の消失
6 インターフェイスの例

講演III ポスト成長時代の「こころ」と社会構想  広井良典
1 現在という時代をどうとらえるか
2 こころとコミュニティ・まちづくり
3 こころと経済社会

講演IV こころの潜在過程と「来歴」――知覚,進化,社会脳  下條信輔
1 「来歴」とは?
2 「来歴」によって,多くの謎が解ける
3 色知覚
4 遺伝か,環境か(Nature vs. Nurture)
5 IQのパラドックス
6 自閉症の病因は,なぜ解明されないのか?
7 身体化された知性
8 潜在脳の社会性
9 ニッチ構築と進化
まとめ

講演V こころの起源――共感から倫理へ  山極寿一
1 黄金律とダーウィンの疑問
2 類人猿の共感能力
3 サルの社会のルール
4 食物をめぐるルール
5 類人猿の食物分配
6 人間の食物分配
7 コミュニケーションの進化
8 性の所有と規範
9 人間の家族とコミュニティ
10 生活史と家族の進化
11 人間社会の倫理と規範

(まとめにかえて) 閉じることと開くことの逆説  河合俊雄

 参考文献

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