2017年12月22日

映画『海の産屋 雄勝法印神楽』関連トーク

映画『海の産屋 雄勝法印神楽』
関連トーク

映画『海の産屋 雄勝法印神楽』関連トークに出演します。監督の戸谷健吾さんは中央大学中沢ゼミのOBでもあります。




【あらすじ】
宮城県雄勝半島、石巻市の漁村は、東日本大震災の津波で46軒中、1戸だけを残し被災した。その絶望の淵から立ち上がったのは、村に残ることを決めた12人の漁師たちであった。
「いっさい、いっさい、海を恨んでいねぇ」と、男たちは生活の再建と同時に、祭りの復興に乗り出した。流出した一切の神楽面と祭具を作り直し、何もない海辺の居住地に柱を立て、舞台を作った。神楽に憑かれて“好きの神”を自称する漁師が、祈りの神楽を舞い、笛と二人の太鼓打ちが息を合わせ、600年前と変わらぬリズムを打つ。産屋の庭は神楽が舞い遊び、笛・太鼓の音が、命の誕生を告げる産声のように響いた。石巻や仙台、県外に避難した人たちも帰ってきた。仮設住宅で暮らす人々も、祭りの神楽に元気をつけられ、夢をふくらませた。海辺に立てられた舞台、そこでの大トリは「産屋」という演目、それは新しい命を再生し、力強く鼓動させてくれる海の豊穣と時として凶器に変わる海の荒々しさの二つが、一つの神の中に同居している。
東日本大震災から1年後の雄勝法印神楽を通して、被災と芸能が交叉する姿をとらえたドキュメンタリー。
神楽の担い手である漁師たちの、立ち上がる姿を描く人間ドラマ。

【予告編】





【上映】
1月2日より、ポレポレ東中野
(1月14日の上映後トークに出演)